POP×STEP!?が東京に「令和」を連れてきた話②
前の記事の続きです。
1枚のアルバム語るのに文字数使いすぎですよね…めっちゃ喋るやん…
典型的なオタクなんで許してくださいね♡
8. 〇△▢
ポップに易しくダイバーシティを説く「説法」。ありがたいです。
タイトルを聞いた時は「一体何が始まるんだ…?」とゾクゾクしましたが、例に漏れず、深すぎ。
そう、ハッピーになれる形なんてみんなそれぞれ。難しく考えなくていいから、まるで宝探しをするかのように、ワクワクしながら君だけの形を探そうよ。
神様は我々を単純に作ってはいない。「四角い箱の中に押し込まれるのはごめんなさい」。飛び出すぎて周りに気付いてさえもらえない杭である私のための歌でしょうか…?泣いてしまいますが…。
そして、「唯一無二の自分らしさって デコボコの数かもしれない」んだって。
なんて、優しいの。
メッセージ性強すぎるこんな曲を、セクシーたちはあくまでポップに、軽快に、肩の力を抜いて歌い上げる。宗教よ、マジで。
私によって見事に布教された祖父、「まるさんかくしかーく♪」って歌ってます。
9. ダヴィンチ
おいお前ら、タオル回すぞーーーーーー!!!!!!!!
勝手に回しました、すいません。
突然巻き込まれるレオナルド・ダヴィンチ。多分墓の中でおったまげているでしょう。
確かにダヴィンチに教えてもらいたいこと、あるよね。
でもセクシーたちはもう答え知ってると思うんだよね。彼らこそが芸術なんだもの。
令和ニッポンがクリエイトした最高傑作だもの。
もう何も問わなくて良い。あんたらが正解。
「モナリザとツーショでも撮ろうか」って言ってるけど、それはかなり至難の業だと思うよ。(ルーブルで人ごみに揉まれて困惑、モナリザ嬢を十メートル以上離れた所からなんとか撮って逃げ帰って来た人)
10. まっすぐのススメ!
「どうか神様 ねえ女神様 天使の微笑みを」
って、当落前のオタク…!?今後当落の日毎回これ流れるだろうな。
幼馴染への恋心って、どんなもんなのかな~!!ねえどんな感じ!?きゃっきゃっ!
やっぱり「好き」の二文字が喉元引っかかって出てこないもんなんですか!?
オタクなんて息をするように「好き…」って言うのに!?
花束持ってひざまずき差し出して見上げたその瞬間……もまだ言えないんですか!???それはやばくない!?マジなチキンライスハートだな!?そこまで行ったらもう後に引けないだろ!?
女の方もわかってやれよ馬鹿野郎、あんな可愛い顔して花束持ってモゴモゴしてんだぞ!?
キスしちまえめんどくせえ!!!!!!
11. Tokyo Hipster
いや、ヤバ…………………………………………(冷や汗)
もはやこの曲に4000円払ってます。え、あとの楽曲タダですか…?こんな価格設定で大丈夫なんですか?ガバガバだなオイ(爆笑)(お前の脳がな)
まずイントロで、「あれ、ピューロランドに迷い込んだ!?」ってなりますよね。
そして突如響き渡る
「渋谷あたりは谷底で♪ 銀座はまだ海だった♪」
ハ………!????!?!!?!??
いや、なんですか突然…意味不明なんですが…
「大切なのは サン・サン・サンシャイン太陽♪」
エ………!!?!?!??!?!?!
ああ、でも、そうかもしれないね…。大切なのは、サン・サン・サンシャイン太陽なのかも。きっと、いや絶対にそう。そうだよ!!そう!!!!大切なのは!!!
サン・サン・サンシャイン太陽♪♪♪(満面の笑み)
なんで今まで、こんな大切なことに気が付かなかったんだろう。
我々はホモ・サピエンス。
遅刻しちゃうのも失敗しちゃうのも、当たり前。まだそんなに生きてないんだもの。
それなのに何を難しく考えていたんだろう。
上手くやろうって格好つける必要なんてないのよ、何より大切なのは愛……KIMIなんだから。
何故だか涙がボロボロ零れちゃって、どうしようもなかった。
例のごとく、スーパートンチキなようでいて、世の真理をすっかり見透かしてしまっている三浦徳子大明神に合掌。三浦先生にはいつだって、「大切なもの」がわかってるの。
なんかもう、もっとでっかく生きようと思った。
友達の遅刻にカリカリしたり、上司の無茶振りにブチ切れたり、目の前でうちわ振りかざして視界邪魔してくるオタクに呪詛を唱えたり…そんな小さいこと、やめよう。
だって私たち、最後の地球人なんだもん。
Tokyo Hipsterなんだもん。
12. MELODY
これ、良いよね~~~~じんわりと五臓六腑に染み渡る、出汁のきいたお味噌汁のようなお優しソング。
セクゾは何があっても、何が何でも、私たちに優しいよ。だって、神様だもの!(脳に異変)
「僕が毎日歌ってる 歌を君に教えよう」「心がすっと軽くなる そんな歌を教えよう」
あ、ぜひぜひ…教えて欲しいっすありがとうございます。
仲のいい友人や気になるあの子が普段どんな歌を聴いているのか、ついつい気になっちゃいますよね。
信頼のおけるあの人が「普段このアーティストが好きで…」なんて言ってるのを聞いて、自分もこっそり聴いてみたり。それが意外なテイストだったりすると、新たな一面を知ったような気持ちになる。
音楽が、そう、「メロディー」が繋いでくれるものってたくさんあると思ってます。
アーティストと我々も、確かにメロディーを介して共鳴し合うもんね…もう友達だもんね…。
そして二番も良いんですよ、「君が毎日歌ってる 歌を僕に教えてよ」「いつも頼りにしている そんな歌が知りたいよ」
え、知りたい…?仕方ないなあ…Sexy Zoneの「いつまでもいつまでも」だよ!
(マジレス)
13. One Ability
タイトルを見た時、ドキドキした。彼らには数えきれないAbilitiesがあるのに、その中のたった一つに絞り込まれている…それはどんなAbility???(鼻息)
「僕のいと美しい人…」と始まるAメロ、ハイ、昇天。
「永遠の愛を誓っていた なぜ? なぜ?」
それは私にもわからない、ごめんね(涙)なんかもう辛いです、胸が痛い。
その美しい女、うちのセクシーたちに何をしたの…?しんどい…
サビは、畳みかけるような「Don't say Goodbye」の嵐。
そして遂に明かされる真実、導き出される答え。
『愛することしかできない』
やはり、そうでしたか…。愛の化身セクシーたちは、全ての行動・言動の根底に愛を潜ませています。彼らの数多のAbilitiesは、ただ「愛」から派生しているものなのです。
憎しみなどそこにはありません。
我々セクシーラバーズ達も、「愛する」というOne Abilityしか許されていないのです!!!!わかりますね!??!
14. それでいいよ
これ聴いた時もう涙止まんなくて…ほんとに、ハア…情緒ぶっ壊しソングです。
こんなにお優しい声で「ねえそれでいいよ いいよ いいよ」って三段活用されちゃったらもう…罪深い私が清らかになってしまいます…困りますお客様…
「素敵な友達の話より 君の事もっと 聞かせて欲しい」
うわ……私に言ってるんじゃなかろうか…(違います)
いつも「この人は私の個人的な話なんかに興味あるはずない」と決めつけて、その場にいない素敵でおもしろい友人の話をしたり、褒めちぎったりしてしまいがちなのですが。
そんなネガティヴで臆病な私の手をそっと握って、中島健人先輩は言うわけでしょ、
「君の話、聞きたいな」
フッ………(心肺停止)
そして、「間違いを恐れなくても良い」と言ってくれる。
「本当は僕もとても不安で 孤独な夜もある」
あんな可愛くてキラキラしてていつもファンに優しくて甘くて才能溢れる彼らにだって確かに、不安に支配される夜や孤独に震える夜もある。
神様が自ら我々人間のレベルまでおりてきて共感して下さっている。
泣きます、ちょっと泣いてきますすいません。
15. 麒麟の子
何を隠そう、我らがきゅるきゅる顔面国宝佐藤勝利の主演作品『ブラック校則』の主題歌。
汚れきった世の中に反旗を翻し、ゴリゴリに世直ししていく一曲。
振付もとっても印象的でかっこいいので、気になる方はMV見てね!
タイトルが不思議なのですが、これって神童を意味する「麒麟児」と同義という解釈で良いのでしょうか。歌詞の内容を見ても、そうだと…思います…(自信がありません)
映画の内容ともマッチしていて、『やばい!世のどうにかしなきゃ!!!』と私の中のギャルがペディキュア塗りたての足で思わず立ち上がってしまいました。
これを聴いた時衝撃を受けたことがありまして。
私、この世の中が「汚れきっている」ことを知らなかったんですよ。
みなさん知ってましたか!?!??
世の中に関心を持たず推しにだけ気持ち悪いニヤニヤを向けて、現状を漫然と生きてきてしまいました。
え、これって
一人前にはみ出し者ではあるけど勇気が皆無だった私が、セクゾという存在に勇気をもらったことで目を覚まし、鎖を千切りたてがみをなびかせて、切ない微笑みを浮かべた菊池風磨に「お前はもう自由だ」って逃がしてもらう話で合ってます?
16. HIKARI
アルバムの中の一曲というよりは、アニメの主題歌という感じ。
アップテンポなメロディーのそこら中に、熱く力強いメッセージが散りばめられています。
「暗闇こそ自分のこと見つけやすいんだよ」
「失敗とは転んだあと立ち上がらないこと」
そうだよなあ、としみじみ。これもある意味セクシー教の教えです。
転んだっていいよ、怖がらなくていいよ、一緒なら立ち上がれるよね?
ハイッ!!!!!!!!(元気に挙手)(5歳)
彼らは「僕にとっての光 それは君だ」と高らかに歌うのですが、そうであれば嬉しいです。オタク冥利に尽きます。
でもそれ以上に、あなた方こそ我々の「光」です。
今回のアルバム、セクゾらしさがギュッと、、あ、ぎゅっと!!!詰まった秀作です。
テーマの軸には「東京」があります。
東京と言っても各人さまざまなイメージを持っているだろうし、何の興味もない人もいれば、いつか住みたいと上京を夢見ている人もいますよね。
彼らが今作で描く「東京」は、キラキラしていてお洒落で、いつまで経っても手が届かない、キンと冷えた大都会のことです。
東京をよく知るシティボーイたちが、街を全速力で駆け抜けながら、素敵なシティポップを作ってくれました。
そして、一曲一曲に大切に宿された魂たちは、強烈なメッセージを我々に伝えてくれます。
「平等」や「多様性」、「個性」なんかがメインテーマになるであろう新しい時代『令和』。
彼らの感性はこれらの小さな概念に留まらず、ぜんぶ丸ごと優しく包み込んで、我々未来人が辿るべき壮大なガイドラインを示してくれています。
デビュー曲で「Sexy時代を創りだす」と歌った彼らは、もう間違いなく夢のすぐそばまで来ていると思いませんか。
東京という街に「令和」の風を最初に吹かせるのは、彼らかも知れません。