推しが刃を握るなら

守備範囲が広すぎて息切れしているオタクです。

STORY2月号が、やりやがった

こんにちは、りらです。

 

今日は、「え、今さらなんですか…?」っていう話をします。

なぜ「今さら」になってしまったかというと、あまりにも胸に来すぎてここ何週間かうまく整理できなかったから。

 

そもそも光文社さんのSTORYって雑誌、ご存知ですか?

私は恥ずかしながらあまり存じ上げなくて。

いつも歳上の美しいお姉さまが表紙を飾っていらっしゃるので、私のような小娘が読む雑誌ではないという認識だけはあったんですが。

 

今回少し調べてみましたら、やはり「30代後半から40代の女性」をターゲットにしているんですって。

 

もともと大人の女性向けな印象もありましたし、20代前半なのにアラサーひいてはアラフォーに見られることのある私なんて、こうなったら意地でも手に取りたくないですよ!!!

妹と歩けば「お母さま」と声をかけられ、父と歩けば「奥様」と呼ばれる。この苦しみが…お前にわかるか!?

老け顔オリンピックなら表彰台狙えるんですよこちとら!

 

 

とまあ、無駄な反抗心むき出しだったわけですが、この度、落城。

 

同雑誌には「超絶男子図鑑」という企画があるわけだが、「大人の女性と二人きり」というシチュエーションを軸に、見目麗しい男たちが胸元の開いた白いシャツを着て!!!!!白いシャツを着て!!!!ベッドに!!!ベッドに横たわる!!!!という、まあ、なんだろうか、俗に言う「神連載」というやつである。

 

これまでも度々ジャニーズの超絶男子たちが見開きに横たわり、アラフォー女性たちの心臓にキスマークをつけてきたわけですが…

この度の刺客は誰だったと思う!??!ドキドキ!!!

 

 

山田涼介大将軍……(名を呼びながら昇天)

 

 

彼は2014年あたりに一度、超絶男子デビューしているんですよ。

その時私は絶賛迷走期でしたから知りませんでしたけど。

当時の画像を探したところ、今よりも頬の肉付きが良くて、あどけなさ100点満点という感じで。21歳なんだけどね。

異様に美しいところは当時から変わっていないけど、今回のは、なんて言ったら良いのか…

 

まあ見開き見てまず手始めに白目向いて卒倒するじゃない?

意識が徐々に回復したところで薄目で見て再び失神。

ボロボロになりながら立ち上がり、今度は舐めるように見つめる。

 

君の顔が好きだ…君の髪が好きだ…性格なんて…ものは…僕の頭で…

勝手に作り上げりゃいい……

 

歌い出してしまうんですよ、私の中の斉藤和義兄貴が。

 

 

そこで、ふと気づく。と、tt、とんでもないコピーが彼の顔の横に仁王立ちしていることに。

そう、今回私を瀕死の猿にしたのは、厳密に言うと山田涼介の顔ではない。

 

「キラキラを支える、ギラギラと諦観。新時代もひれ伏す、妥協なき一生逸材」

 

 

待って!?!??!!!何が起きてる!!???

 

こんなアツすぎる文字列を生み出してしまう脳みそが、この世のどこかに生きてんの!!??!

 

敵わねえんだよ、一生…こんなコピー書かれちゃ…。

ちなみに私は今、何も見ずに記事書いてます。暗記してしまいました。

 

あんなクラリティ内部無欠点カットグレードエクセレントキラッキラダイヤモンド擬人化(息切れ)みたいな人間の内部に燃え滾る「ギラギラ」の存在を、なぜお前は知っている…!?どうやって気づいた!?

 

そして、「諦観」…ぽわぽわにこにこしてガキみたいな悪戯して遊んでるあの男の根底にある「悟り」というか、「覚悟」みたいなものを「諦観」と表現するなんて。

 

参りました。あの、なんかすみません、こんな値段(税込840円)でここまで良質なコンテンツ…。

 

 

そしてね、前回彼が超絶男子をやった時のコピーと比較すると、もっともっとエモいんですよ。

 

前回

「成熟した覚悟と努力の才能に恵まれた『ジャニーズ ストイック』の後継者」

 

わかります!???!!!(わからん)

 

「成熟した覚悟」は遂に「諦観」に、「努力の才能」はもはや「ギラギラ」になっているんですよ。

「覚悟」や「努力」等の具体的な概念が抽象的に、つまり「メタ化」していることが、彼の存在が薄っぺらい言葉で言い表せないほどに強大なものになっていることを示唆しています。

そして「令和」を迎えた2019年ー2020年において、遂に時代までもが彼にひれ伏す。

2014年の時点でも彼が頭一つ抜けた「逸材」であったことに変わりはないだろうけど、今回改めて「一生」を約束する。

 

あまりにも鋭く、美しいコピーだと思いませんか。

 

 そして彼自身の言葉。

「とてつもなく厳しい茨の道を歩いているのは自分。それは最初から腹くくってる」

 

あの……一生好きですが…?どうしたらいいんすか?

 

よくちゃんちゃらおかしいようなシチュエーションを「茨の道」と表現する人がいて、いつも鼻で笑ってるんですが、彼のは笑えないですね。

今でこそトップアイドルですけど、彼の人生は決して順風満帆ではなかったから。

懐古厨じゃないのでそのへん詳しく語りませんが。

 

自分に鞭打って血まみれになりながら歯食いしばって走り続けて、そんな自分に惚れている、というような人間なんですよ。ヤバいですよね。

SだかMだかわからん。自分を追い詰めることに快感を覚えるタイプでもあり、自分によっていじめられることに快楽を見出すタイプでもあると思います。

ちなみに私も全く同じタイプです。あ、聞いてないですか?すいません。

 

とにかく、そういう類の彼の「狂気」を巧みに切り取っている。

今この瞬間、熟れ始めた山田涼介という刹那的な美しさを、見開きいっぱいに、永遠に閉じ込めてくれたと思います。

感謝しかありません。

 

 

あともう1個だけ…

山田涼介と「歳上女性」の親和性についても、ちょっと良いですか?(良くない)

 

山田くんのファン層って中学生や高校生が圧倒的多数で、「非の打ち所がないキラキラ王子様」の顔と「ぽわぽわニコニコ天然不思議ちゃん」の段差にみんな蹴躓いて堕ちていくじゃないですか。

 

ファン層をリアルに刺激しないための配慮なのか、彼がドラマや映画で共演する女優さんって歳上が多い…!

と言おうと思ったんですが、調べてみたらそうでもない、というか有意差が認められなかったので、「歳上女性との共演作品が特に印象的」と言い換えたいと思います。

これまた配慮なのか、コテコテの恋愛関係に発展しないことがほとんどですが。

 

思いつくものをざっと挙げると

左目探偵EYE石原さとみ

理想の息子:鈴木京香

カインとアベル倉科カナ

もみ消して冬:波瑠

セミオトコ :木南晴夏

記憶屋:蓮佛美沙子

 

この中でも私が朝まで語ってしまいがちなのは「カインとアベル」と「セミオトコ」かな。

 

カインとアベル」は強烈でしたね。なぜ月9であれをやろうと思ったのかは正直謎です。月9の視聴者にはウケないでしょう、あのテーマ。

 まあそれは良いとして、「カインとアベル」では、倉科カナが、山田涼介演じる高田優の兄、隆一(桐谷健太)のフィアンセという設定でして。

優きゅんは、許されないのに、兄貴のフィアンセに心惹かれてしまうわけですよ。

だってさあ、バリキャリで可愛くて優しい聖母みたいな倉科カナが、たまに兄貴とぎくしゃくするとめちゃくちゃに甘えてくるんだもん…!そんなのさ…!勘違いしちゃうじゃん!!

最初チャラチャラしてたのに段々仕事に楽しさ見出し始めてひとり夜中のオフィスでパソコンカタカタする優くんの背中に倉科カナが泣きながら抱きついたり(この時のフレームインの仕方と主題歌「Give Me Love」の流し方が完全にアカデミー賞)、夕暮れ時のマジックアワーを使った「キスすんのかい!?せんのかい!!?!」っていう伝説の寸止めシーンがあったりと、私一人で抱え込むにはアツすぎるドラマなので皆さん観ましょう。

 

まあ全人類履修済みということ前提でネタバレすると、優きゅんは紆余曲折あって山崎紘菜演じるひかりちゃんと結ばれるんですが。ラストに申し訳程度のキスシーンが用意されてまして。

 

ん……???んん…??これは…そもそも、してんのか…?

 

 っていうレベルの温度の低さ。まさに、歴史に残るHeatless kiss。

今まで倉科カナと発火直前のヒリついた導火線みたいな攻防戦を繰り広げてくれた山田くんは幻だったんか…!?どうしちゃったんだよ山田涼介!??

 

そこで私は気づいてしまった。

彼は、歳上の女性との方がケミストリーを起こしやすいのではなかろうか。

 

その仮説は、「セミオトコ」で遂に確信に変わりました。

え!?セミオトコ観てないの…!??そうなんだ…(哀れみの目)

 

セミオトコについてはいつかまたじっくり♡たっぷり♡話したいので今回は割愛しますが、とりあえず山田涼介が歳上女性が過ごす一夜という超絶男子図鑑の設定は私の積年の夢だったということです。ごちそうさまでございました。

 

山田くん、歳下の女の子たちにキャーキャー言われるのには慣れすぎている可能性がありますよね。

雑誌なんかでも、「歳上のお姉さんに認められたい」「仕事のできるバリキャリお姉さんが自分にだけ見せる甘えた姿……(略)」等の発言が度々見受けられますので、その度に、「''歳下''の超絶男子山田涼介」に想いを馳せて胸を押さえている次第であります。

あ、ちなみに私は彼より歳下です。