推しが刃を握るなら

守備範囲が広すぎて息切れしているオタクです。

危ないところだった

連れていかれるところでした、彼岸に。

 

行ってきたんですよ…

Hey!Say!JUMPライブツアー2019-2020 "PARADE"…

小学校の頃からずっと想い続けてきた山田涼介さんをようやく…!初めて…!!生で…!!拝んだ…!!!わけですよ!!!!!(息切れ)(冷や汗)

なんでこの歳になってようやくJUMPに行ったのかという点には触れるんじゃねえ、、世界各国に推しを作って飛び回って、私が命を懸けて愛し抜ける人間はいないもんかと愛の巡礼をしてきたわけだが、灯台下暗しとはこのこと、私の生涯「最推し」は他でもない、日の本ニッポンにいたんだよなあ。やはり腐ってもジパング、黄金の国よ。

青春時代、韓流に随分金を落としてしまったけどまあそれはそれで楽しかったので良いです。

 

さて、話を戻しますと、今回のツアーはなんだかんだ計3回お邪魔したわけですが、いずれも他の方に頼んで同行させてもらったチケットで、自名義のチケットではありません。というか諸事情により自名義自体ありません。早急に作ります、申し訳ございません。

 

そして同行者さまが当ててくださったチケット、揃いも揃ってアホみたいに良い席だったのはなんだ???喧嘩売ってんのか??もう本当に本当にありがとうございました(土下座)皆様のお孫さんの代まで責任もって面倒見させていただきます…(号泣)

 

中でも特に、語彙を奪われ地面に這いつくばって友人の運に手を合わせるしかなかったのが、バクステ前ドセン1列目…といふ…うるわしき…お席…今思い出しても全身に鳥肌立ちまくります……山田涼介さんってセンターじゃないですか?ね?で、私はバクステ前ドセンなわけですよ、わかります?山田くんと私の間に太くて長い花道がズドーーーーーンと走っていて、彼がファンを煽りながら私めがけて移動してくるんですよ…無理!!!!!!むり!!!!!え、バージンロード!??!?結婚じゃん!??ライブに来たはずなのに流れで結婚しちゃったじゃんありがとう山田くん一生守るね、世界一幸せにしてあげるね!??Can you celebrate???Can you kiss me tonight??

 

はあ…はあ…(息切れ)

あれ、何の話…あ、そうだ。要するに今日は、JUMPの今回のツアーを褒めちぎるためだけに記事を書いています。

 

贔屓目無しに、とってもとっても、良いツアーだったと思う。実際に参戦はしていないとはいえ、彼らのこれまでのツアーに関してはDVDでそれぞれ5万回くらいチェックしているので、実質「行った」んですよ。(は?)

毎年積み上がっていくツアーの中である程度確立していたと言える彼らのテイストをバッキバキに砕いてふるいにかけて、スパイス強めに仕上げたような今回のツアー。

今までのツアーの延長線上にあるというよりは、ちょっとスピンオフのような感すらありました。

 

構成や演出等のプロデュースは、ほとんど山田くんが担当したようで。

獣、薔薇、あやかし、祭り、異世界、狐、ゾンビ、ヴァンパイア…妖怪好きな山田くんらしい要素の詰め合わせだなあとほっこりしたと同時に、「攻めてきたな」と思った。

 

開演前の場内アナウンスからOP映像に至るまで徹底的に作りこまれた世界観や、過去の楽曲の大胆なアレンジ、前代未聞の回転ステージ。そして何より、誰もが楽しみにしていたであろうユニット曲を全て削った。

 

おお…これは「挑戦」だ。JUMPが脱皮しようとしている。

 

そもそもファン全員を均等に喜ばせることなど不可能だということを誰よりも知っている彼(彼ら)だからこそ、中途半端に温度の低いマンネリ作品を作るのではなく、響く層、刺さる層にしっかり的を定めて、アクセル全開で体当たりしてきたように感じた。

 

だからと言ってマスターベーションになっているわけでは全くない。

 

一人でも多くのファンを喜ばせたいという熱いこだわりが隅々までぎっしり詰まっていて、苦しいほどに愛おしい構成だったと、私は思う。

 

賛否両論、色々あるよね。「あの曲が聞きたかったのに」とか、「あの曲が聞きたかったのに」とか「あの曲が聞きたかったのに」とかさ…(正直今のところそれしか「否」の意見を聞いていない)

ユニット曲、みんな聞きたかったんでしょ?私はナパナパよりオマダリ派だから大満足だったんだけど、みんながっかりしたって言ってたもんな。

あと "I"もセトリ落ち悔しいよね。私も山田くんの「絶望快感シンドロームI」の驚異の音階移動生で聞きたかったよ。まあLast Dance聴けたんで成仏には支障無かったですが。

 

みんな色々思うところはあるよね。アーティストって難しいな、とつくづく。ファン全員を平等に、そして永遠に喜ばせることができたら簡単なのに。

 

ファンも全力でJUMPと彼らの楽曲を愛しているからこそ、「こうして欲しかったのに…!」って全力で要求や不満をぶつける。

この関係性って、非常にアツいと思いますよ。JUMPとJUMP担、これからもたくさんぶつかり合って、磨き合っていけたら良いですね。

…誰?なに真面目に評論してるの、キモ…

 

 

ということで、今回のツアーの演出(山田くん関連)で、特に印象に残っているもの、私に白目を剥かせたものをかいつまんで羅列させてください♡

 

●「ようこそ、パレードへ」(オープニング)
そう。これ。今までのツアー、彼、オープニングで何て言ってました?
『騒げドーム!!!』『かかってこいや横アリ!!!』『声出せ!!!』
最大限の肉食がなりで、熱く煽ってきてたじゃないですか。あれ聞くと体温一気に38度くらいまで上がって(インフルか?)血液煮えたくりますよね。最高に好き。うん。正直あれ聞きに行ったと言っても過言じゃない。
 
それが今回、どうしたことでしょう。
 
あの吸い込まれそうな瞳で我々の心臓をがっちりホールドしたまま「ようこそ」と妖艶に微笑し、声をセクシーにワントーン下げて「パレードへ…」
 
…!?!!!???死んだ!??!!?
 
私は、何度も、自分の心臓に手を当てました。
従来の、一気にボルテージマックスにして我々の血を沸点に達させるメソッドとは異なり、体の内側からじりじりと焦がし、気づいた時には灰になってしまっているような色気。
電子レンジか!??!
すいません変な例えしか思い付きませんで…
ちなみにここで、「前髪ーーーーー!!!!!」って崩れ落ちるまでがセットです。
 
●ファンファーレ!
耳を澄まさなければならないポイントの一つ、サビ前沈黙の中で囁かれる「忘れられないよ」。
私が参戦した日、彼はこれを「なんて素晴らしい世界なんだー!」に変えたんですよ。
もう、セミオくん出てきちゃったんだから、まったく♡おうちで大人しくしてなさいって言ったのに♡うふふ♡(この世界を素晴らしくしてしまっている張本人の山田くんから生でこのセリフを聞けた私の意識は、突如として遠く離れた美しい山奥にずっしり佇む大木の木陰に飛ばされ、小川のせせらぎと目覚めたばかりの小鳥たちのさえずり、花々が静かに芽吹く優しい音を聞きながらそっと息絶えました)
 
はな壱もんめ
これ、個人的に大好きな曲で。どんな演出でやってくれるのかな…って非常に楽しみにしてたんですよ。何と言っても歌詞が大天才なので。日本人なら誰でも知っている残酷な遊び、「はないちもんめ」を、こんなに粋にアレンジするなんて…参りました…と脱帽していた次第であります。
だって、「そっちより先にこっちにおいでよ」「君をさらってはな壱もんめ」「僕を射止めたはな壱もんめ」「秘密一つ頂戴」「キスより甘くこっちを見ないで」「瞬きすら手招きする」…神フレーズのオーバードーズ
これ、小学校で実際に採用してくれねえか?今どきのませた小学生よ。
まあそれは良いとして。ライブではかなりセクシーなスタイルで攻めてくるんじゃないかと予想していたんですね。
いや、見事に、裏切られまして(爆笑)実写版ぷぅちゃんたちがバクステまでぽてぽてやってきてお手々繋いで「よいちょ、よいちょ」って足上げ始めたので普通に「おかあさんといっしょ」でした。
 
●Muah Muah
東京で初めて聞いた時、騒ぎすぎて次の日声消えてました。
山田くんにMuah♡Muah♡って左右に花咲きキッスをさせようと思った人の気が知れない。死人出るぞ!??大体あのキラッキラ衣装全員似合いすぎてキレそう。
''muah'' って、グラマラスでセクシーなお姉さんが思わせぶりに投げキスする時の効果音というイメージ強いんですが、これをJUMPにやらせるセンスよ。しかもリップのCMソングだぜ!??!歌詞もめちゃくちゃに「リップ!!!!!!」という感じでコスメオタクの私大歓喜。お洒落すぎませんか、無理。
 
●め
ジャニーズ史上最も謎多き、みんな大好き「め」。もはやセトリ入りせず「シークレット」な歌として蔵に入れられるのではないかと思ってた。
初日、セトリ入りしたって聞いた時は、どんな演出で来るのか正直怖かったし、これこそ、やるならぷぅちゃんの着ぐるみ衣装でやると思うじゃん!??!
それなのにあの人たち、あのクラシカルでキラキララグジュアリーなスーツでこの曲を…ヒィ………怖!!!
しかもあんなポップで可愛い曲調の「フリフリ~♡フリフリ~♡腰を回しながら~」はそれこそ赤ちゃんみたいにお尻フリフリするんだと思うじゃないですか。
蓋開けてみたらなんか唇の前に人差し指立てて「シーッ」ってしながらゆっくりねっとり腰回してるし。何やってるんですか!?何が起きてんの…?(顔面蒼白)ちぐはぐJUMP!!!!この腰回しで一生分のエクスタシー感じてしまったので殺してください。
 
●OVER , Give Me Love
 これは台湾公演の要素取り入れたんですよね。着物を模した紫色の和風のお衣装で、狐の面をつけてお出ましになって。一人ひとり面を外していって。ギミラでは絹のような布に手首を絡ませて宙を舞って。この演出、今回のツアーで最も彼岸に近付きました。
宗教、死後の世界、仏、カルマ、極楽浄土…そんな単語たちが浮かんでは消え、浮かんでは消え。冗談抜きで、初めて見た時「ああ、ここが、かの藤原頼通が夢見た極楽浄土か…どうよ頼通、あんたのイマジネーション、これに勝ててた?負けたよね?平等院鳳凰堂が何…?…極楽浄土なんか案外近くにあったんだよ、ここ、ココ、京セラドームにね…」と、会ったこともない藤原頼通にぶつぶつとうわ言を語りかけていました。
あれ以上美しい世界が死後に私を待っていてくれるとは思えません。永遠に生きていても良いでしょうか?
藤原頼通、JUMPと、山田涼介と、同じ時代に生きられなくて本当に可哀想で泣ける。
藤原道長も「この世をば…」とかってほくほくした歌作ってたけど、本当の悦びを知らずに死んだんだ…お前の望月は欠けている…お前には山田涼介が欠けている…
それから、上でさらっと流してしまいましたが、狐のお面を外す演出。これはもう、この世でたった一人、山田涼介にだけ許された禁忌。彼、世阿弥の生まれ変わりかもしれないの、どうしよう(真顔)(痙攣)
嗚呼、我が人生に悔いなし。山田涼介の面外し見たことない人って何を支えにこの浮世を生きてる…?
2度目、3度目の参戦は、ガチでこれが一番の目的だった。知念ちゃんが外し始めるあたりはピークで騒いでた。「アーーーーーーー!!!!!!来るーーーーー!!!!死ぬーーーーーー!!!!!!」って。周辺にいらした皆様に、深くお詫び申し上げます。
 
●メドレー
 これねーーー!!!JUMPまさかの初参戦の私にとって、非常に嬉しいコーナーでして。Your Seedとかめちゃくちゃ好きだもん。
でもちょっとだけ文句言わせて???シャドボ(にSorLのアレンジ加えずオリジナルを)やってくれたのは本当に最高で最強なハッピーモーメントchu♡って感じだったんだけど、なんで2番なの???どうして??「君に 君に 伝えたい」より「君を 君を 奪いたい」が聞きたい勢なんですが!?みんなそうでしょ、JUMPから何か伝えられるより、奪われたいだろうが。しかもサビだけじゃんびっくりしたわ…シャドボ3秒くらいじゃなかった?たっぷり聞かせてくれ…
あとラキアン、愛だけがすべて、C☆Hあたりは新曲なんだからフルで聞きたかったぜ…まあ要するに全部たっぷり聞きたいってことだぜJUMPちゃん好き…
余談ですが、バクステ最前だった日目の前でお尻向けてメドレーやられたんですが、彼らのダンスに伴ってバクステがガッタガッタ揺れていて、重みを感じられて素敵でした。振動私の体にも伝わってきました。最高。
 
 
 
ハイ、まあ、ここまで当然のように5000字超えているわけですけれども(ヘアフリップ)
 
小学生だった私を「もし君が望むのならどんな場所へも連れていく」って言って堕とした彼らに、10年越しにようやく初対面を果たした今回のツアーで、「Welcome to the new world 誰も知らないこの場所に君を連れてきたくてさ」って言われたの、控えめに言って泣きました。
 
小学生の私に、「このお兄さんたち、10年後に最高に素敵な所に連れて行ってくれるから、楽しみに待ってな」って伝えたい。